8月に入ってからの2週間、俺は自由だった。


正確に言うと「仕事以外の時間は自由」だった。

8時30分〜17時00分の業務、




16時30分からソワソワして落ち着かず、17時20分には小躍りしながら退社する35歳のオッサンとは俺のこと。


なぜ俺がそんな自由を勝ち得たのかっていうと理由はコレだ。

平成16年2月に購入した俺の家。

買ったのは俺、ってことは持ち主は俺、もちろん法務局に登記されている所有者も俺。

そうやって法律的には俺のモノなのに、

その利用方等については暗黒の許可なしには玄関のカギを開けて逃亡することすら許されない俺の家。

どーでもいいことだけど「ナカニシモトカズ」と読みます。

ネプチューンマンが思わず自分のマスクを剥いでしまうほど    の、完璧な当て字です。

(暗黒=嫁さん)

買ったのは平成16年だけど、もちろん中古物件を購入したわけで。

この家が建ったのはなんと昭和50年。

俺が昭和49年生まれだからもうちょっとで同級生になるところだった。

よく新聞のチラシで「35年のフルローンでマンション買えますよ」なんてうたっているが、

実際には頭金無しのフルローンが組めるのは公務員とか一部の選ばれた人だけw

俺みたいないっぱんぴーぽーが新築物件を1円の貯金も無しに買えるわけがねぇよ

そんなオールドな家の間取りはこうなっておりまして・・・

玄関から進入し、右に歩いて行って一番奥に台所があるって感じの家です。

今回のリフォーム場所はこの図に示した部分全部が該当しています。

もちろんお金がかかりますw

んじゃなんで思い切ってやることになったかっていいますと、トイレの床が抜け始めたからなんです。

そりゃもう・・・、宙に浮く気分ってのはこんなものかというほどの浮遊感。

それから、風呂場がやけに広すぎるせいか異常に寒いこと。

昔の作りだから浴槽のお湯の温度が逃げまくってます。

倉庫と表記してある場所、俺がこの家を購入したときは男性用トイレだったんです。

その便器を取り外して「倉庫」だと思い込んでるだけの空間ってことね。



つーわけでトイレと風呂のリフォーム、全工程は10日間くらい。

その間、暗黒以下2名の手下は暗黒の基地へ撤収したってわけですね。

だから俺は自由になれた。鳥かごの扉が開き、大空の元へ羽ばたいた。

工事に取り掛かったのは土曜日だった。

トイレの工事期間は1日。ってことで家に居てもトイレが無いという拷問。

俺は暗黒に「仕事に行きます」って言いながらも海へ出かけた。

釣り針にはいっこうに食いつかなかった魚たちではあるが、代わりにクラーケンが網の中へ。

ピースライトロング(俺は吸わない)と比べていただければ、

どれだけの大物だったのかが伝わると信じている。

おっとあぶない。釣りの話を始めたら朝日を拝んでしまいそうだ。

いや嘘だ、釣りの話は3行で終わり、宴会の話が朝日を拝む。

工事前と工事後を比べるのならキチンと写メしておくのだが、

こんなネタを書くとは思わなかったので未収録。

これは洋便器を取りさった後の写メ。

床の左奥と右奥でちょっと幅が違うのわかる?

このくらいもう、床が落ちかけていたのです。

土曜の朝から始めて20分後くらいにはこのような状況になった。

そして一時間後、工事関係者を悩ます驚愕の事実が現れた。

なんとこのトイレ、元々は和式だったらしい。

抜けかけた床を剥がしたら地面が露出すると思ってた我々はため息をついた。

いまからこの石床をハツル作業になるから。

もちろん音はウルサイし粉塵は舞うしでもう大変。

そそくさと逃げた俺がいました。




そして、今日一日で終わるはずだったトイレ工事が明日まで順延だと確信した瞬間でもあった。

釣りの予定にしといて助かった^−^

タコをもって家に帰った俺がみたトイレの光景。

なんとまだ便器付いてねぇじゃん・・・・・


結局夕方まで便器なかった。


それまで俺がどうやって用を足したかは聞かないで欲しい。


が、


庭の草木の成長を促進したとだけ記述しておきたい。

さて・・、自由を手にした俺はマリーアントワネットもうらやむような晩餐を繰り返す日々

そのはずだったが、俺が食おうとしてるのはパンでもケーキでもなく冷凍食品のギョーザ。

平たい面を下向きにしてフライパンにのせ、水を200cc入れてフタをして4分加熱。

そのあとはフタを取り、さらに1分加熱する。

すると平たい面に焦げ目がついてパリパリになります。

↑これは袋に書いてあった説明書。

実際には「さらに1分加熱する」を我慢できずにお皿に盛り付け、

醤油・酢・ラー油のコラボレーション汁につけて食した。

ちょっと生な感覚がオトナだったかも。

自分で作るのは面倒くさいのだけど、よく考えてみたら暗黒がいても俺が作ってるのだから無問題。

ちょっとくらい台所を汚しても文句を言うヤツがいない分、俺は自由だった。

晩酌のビールも焼酎も気兼ねなく楽しむことが出来る上、



「このチャンネルでいいですか?」と問いかける必要も無い。

そうだ。風呂の話をすっかり忘れていた。

バスタブに模様が入っているのがわかるかと思います。

これ、家を買ったときのバスタブがあまりにも汚かったので、

塗装屋さんに頼んで塗ってもらった。

そしたら3日目には日焼けした皮膚のように剥がれてしまった。

昭和50年当時には最新のバスシステムだったのだろうが、

今ではハンマーで打ち壊してもヘラヘラと笑っていられるほどの価値だ。


ではハンマーで実際に打ち崩すとどうなっていたのかを紹介しましょう。

このクソ暑い時期にはやってられない作業だったらしく、1日での進行具合はたったこれだけ。

数日間、俺は家に帰るたびにこの風呂場の崩れ具合を確認するのが日課。

天井がハゲた

カツラを利用している人の前ではクチに出せないワード。

カツラまではいかないけども気にしている人の前では出せないワード。

かなり掘り起こされてきた。

ここまでくると、夕方家に帰った時には玄関から廊下一面が真っ白になっていた。

塵肺訴訟問題に対しては全面的に参加していきたい。



そういえば、俺の入浴についてなのだが、こうして風呂場が使えないので近くの銭湯に行ってました。

別府市の温泉リストによると、人の手がキチンと入っている温泉で無料なのは2ヶ所ありました。

原チャリで5分、信号は1個で到着できるこの温泉。

え? 信用できない?

しょうがねぇなぁ・・・これならどうよ?

「熱の湯」というだけあって、とんでもなく熱い。

湯船には20秒くらいしか浸かれないことを考えると無料で当然だ。

背中や肩、上腕部にお絵かきしてる人でも入浴可能です。

別府にお越しの際はぜひご利用ください。