6:00 朝

看護士C:ユカイさんおはよーございまーす!

夜勤明けのハイテンションで「良く眠れましたか」なんて言われてもさぁ、

こんなにコードだらけで眠れるわけがないだろう・・・・

しかしそんなコードもこれでさよなら。ぷちぷちと外してくれた。


アタマにつけてたセンサーのテープをはがす時は注意してください。

髪の毛が抜けてしまいます。


大事な友達です。

出来ればあと20年は付き合っていたいんです。

解放された俺がまずやらねばならぬことは、

( ´Д`)y━─┛~~逝ってきます

朝日が差し込む廊下。

だーれも歩いてない静かな廊下。

俺の足音だけがコツコツと聞こえ、

自動販売機のコンプレッサーの音が「うぉんうぉん」いってる。


なんつーか、、、こんなに静まり返った病院ってやだなぁ・・・

朝っぱらから何もすることがないので、倉庫(病室)の中の他のテレビと交換してみた。

すると民放が映るではないですか。

ようやく取り戻せた人間としての尊厳。

あとは朝ごはん食べて帰るだけなんですよね。

気分はルンルンで・・・・・






っておい、、、ちょっとまて。。。。

朝メシ??????????????

むーーーう・・・。

どうみても和食。上から見ても下から見ても和食。

ダメ元で左から見ても和食。

俺、漬物は一切受け付けてません。

そういうわけでご飯と味噌汁と海苔だけです。

こんなことならイタリアの病院に入院したい。

朝からラザニアかもしれないから。

まるでヘリウムみたいな朝食を済ませたあと、もうしばらくベットで戯れてようやく退院許可が。

それでは受付でお金を払いましょう。

この1泊2日の宿泊は果たしていくらなんだろうか?


会計の事務員さんに呼ばれて窓口に行き、請求書をみて・・・・


え!?

¥20,250−

ちなみに保険が適用されてこの値段でした。

保険効かなかったら6万オーバーですと・・・。

検査結果は2週間後ってことで、今日はサヨナラだ。

でもちょっと気になったことがあって病棟に戻ってみました。

詰め所に行くと看護士Bさんがいたのでこの1泊で解けなかった謎を聞いてみた。

ユカイ: ちょっとお尋ねしたいことが

看護士B: 何かしら?w

ユカイ: 俺の病室の反対側、子供が3人いましたよね?

看護士B: うんうん

ユカイ: 彼女達はどうして入院してるのです?元気そうに見えますが・・・

看護士B: あぁ・・・・、、、、、

病気で普通の学校に通えない子供。

肥満だの喘息だのと、そういう病気で通えないらしい。

もしかしたら20年前の俺もあんな生活を送っていたかもだ。

見た目には全くわからないですけどね、ちょっとセンチな気分です。

和食がどうのこうの言ってる余裕はないですな。

家に帰ると暗黒がいて、「請求額は2万円でした」と報告しました。

顔を引きつらせる暗黒を尻目にもう一度請求書に目をやると、、、

「入院」の欄に信じられない数字が書いてあった。

入院 9,000円 ←自己負担額

倉庫で9,000円?! カーテンも無い倉庫で9,000円?!

民放映らないテレビで9,000円?!(視聴料別途)

この国の医療制度はどこかおかしい・・・・

おしまい